cross road

誰もが胸の奥に秘めた迷いの中で 手にしたぬくもりをそれぞれに抱きしめて新たなる道を行く

終わり、始まり

この関係は

ちゃんとした始まりもないので

ちゃんとした終わりもなく

ちゃんとした終わりもないので

また始まってしまう。


でも始めたところで

ただただ不毛ってことだけは

わかっている。


だけど、ただいいなぁ、と思ってしまって

それだけは事実。


その先にはなんにもないんだけど。


いいなぁと思えば思うほど

そうならなかった今の現実に

後悔が強まるだけだから、不毛。


お互い守るべきものは絶対で。


だからあの真夏の炎天下で

共に過ごした1日だけは

現実逃避の非現実。


その日だけはあなたと私で

過ごせる1日。

朝から、終電まで。


2年ぶりのあなたは

やっぱりしっくり来る感じだった。

優しくてかっこよくて楽しかった。


あなたは今、あの日のこと

どう思ってるのかな。